出汁の思い出
- 2026.04.08
4月に入り、日中は暖かい日も増えてきましたが、
朝晩はまだ冷え込む日もありますね。
そんな日は、温かい出汁が心と体にじんわりと染みわたります。
近頃は、鰹節から丁寧に出汁をとる機会も少なくなったように思います。
だしパックなどの手軽なものも増え、
料理が得意ではない私でも気軽に楽しめるようになりました。
小学生の高学年になり、調理実習で初めて出汁について学んだ時のことです。
実際に作って試飲した時、初めての味に衝撃を受けたことは
今でも鮮明に覚えています。
自宅でも作ってみたいと母に話した所、思いがけない返事が返ってきました。
「うちには出汁を取る材料はないよ。だって味噌に入っているから。」
そう言われて見せられた味噌のパッケージには、
確かに「出汁入り味噌」と書かれていました。
母の作る料理は、どちらかというとしっかりとした濃い味付けのものが多く、
出汁そのもの風味を意識する機会はあまりなかったように思います。
それでも今振り返ると、忙しい中で工夫しながら
食事を用意してくれていたのだとありがたく感じます。
手軽な方法でも、丁寧に調理したものでもそれぞれに良さがあります。
その時々の生活に合わせながら、無理のない形で
「おいしい」を大切にしていきたいですね。
2026.04.08













