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教科書の話

  • 2025.11.27
  • 執筆者:のい

私が覚えている一番最初の国語の教科書のお話は「おじさんのかさ」(佐野洋子・著)です。
その次は「きつねのおきゃくさま」(あまんきみこ・著)、「わすれられないおくりもの」(スーザン・バーレイ・著)、
「おてがみ」(アーノルド・ローベル・著)など、思い出せばどんどん出てきます。
小学校1年生か2年生くらいの時、「きつねのおきゃくさま」は音読の宿題で丸暗記するほど読みました。

「スイミー」で有名なレオ・レオニですが、私が初めて読んだのは教科書に載っていた「アレキサンダとぜんまいねずみ」でした。

「河童と蛙」(草野心平・著)、「夏の葬列」(山川方夫・著)、「少年の日の思い出」(ヘルマン・ヘッセ・著)、
「秘密」(原田宗典・著)、「最初の質問」(長田弘・著)なども教科書で知りました。
懐かしい!と思った方は同年代かもしれません。

太宰治の「走れメロス」や中島敦の「山月記」、平家物語の「敦盛の最期」。

一部抜粋という形であったりもしますが、教科書にはたくさんの名作や素敵な詩が載っています。
あれは今でいう「試し読み」だったなぁなんて思います。

最近になって、夏目漱石の「こころ」をようやく全文読みました。
教科書には物語の後半「先生と遺書」の一部しか載っていませんでしたが、
全部を読んでそこに至るまでの経緯を知ったためか、あの頃に抱いた感想とはずいぶん違った気持ちになりました。

新しい本も良いですが、あの頃教科書に載っていた作品が、
時を経て違った視点で楽しめることを発見したので、しばらくは懐かしい気持ちでいろいろ読めそうだなとウキウキしています。

2025.11.27

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