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「明日のまほうつかい」

  • 2025.07.02
  • 執筆者:のい

子どものころから、本を読むのが何より好きでした。

中高生のころには寝食を忘れて本を読みふけったものです。
高校生の時、模試の国語で問題文に使われている物語が面白くて続きが気になり、帰り道に本屋さんに駆け込んだこともありました。
小学生くらいの子が読むような児童書でも大人になってから読み返すと、当時とは違った印象を持つことがあったり、子どものころには見向きもしなかった脇役に感情移入してしまったりと、一冊の本が全く違う本のように楽しませてくれるのも魅力だと思います。

子どものころ読んでいた本の多くは、成長とともに手放してしまいほとんど手元に残ってはいないのですが、
6回の引っ越しを共にし、今もなお私の本棚に大切に収められている本もあります。

そのうちの一冊が、パトリシア・マクラクラン著「明日のまほうつかい」。

大きな木の上で人間のお願いとばちあたりな言葉に耳を澄ませる明日の魔法使い(昨日の魔法使いもいるらしいです)と陽気な魔法使い見習いのマードック、そして哲学的で賢い馬が出てきます。
彼らは木の下で繰り広げられるいろいろな人を見守り、お願いごとにそっと耳を傾けているのです。
本当の美しさとは何なのか?完璧とはどういうことなのか?幸せとはなんなのか?
短い6つのお話で構成される児童書とは思えないほど奥が深いテーマが、誰でも楽しめる軽さと、爽やかさでまとめられた素敵な一冊だと思います。
大人になった今でも時々そっと取り出して読み返したくなるそんな本です。

もしどこかでこの本に出会えたら、ぜひ手に取ってみてください。

2025.07.02

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