労働保険年度更新について
- 2025.04.11
まず労働保険とは、雇用保険と労災保険を合わせた総称です。
そして労働保険の年度更新とは、
前年度の保険料を精算するための確定保険料の申告・納付と、
年に一度見込み給与を基に雇用保険料と労災保険料を算定申告し、会社がまとめて前払いをすることを言います。
この手続きが遅れてしまうと、確定保険料に応じて10%の追徴金が発生してしまうため、注意が必要です。
年度更新の期間も決まっており、例年6月1日~7月10日迄です。
※もし7月10日が休日の場合は、翌平日が期限になります。
※電子申請は今年の場合6/1(日)から可能ですが、受付は6/2(月)となります。
申告書が労働局より毎年5月末頃から会社に届き、例年4月1日から翌年3月31日までの1年間として労働保険の計算を行います。
加入した年の労働保険料は加入したときに納付しますが、それ以降の労働保険料は1年の見込み給料を基に毎年納付する必要があります。
申告書には、その年度に従業員に支払う見込みの賃金総額や従業員数、高年齢労働者、計算で求めた労災保険料と雇用保険料、会社情報などを記入します。
注意点として、労災保険と雇用保険の対象者は異なる為、労災保険と雇用保険を各々分けて計算する必要があります。
その為、申請をする前に内容を確認し、早めに対応をした方が良いのではと思います。
既に厚生労働省のホームページではお知らせが出ている為、確認してみてはいかがでしょうか。
<労働保険年度更新に係るお知らせ:厚生労働省>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/hoken/roudouhoken21/index.html
2025.04.11