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得して正しい費用計上!

割引クーポンがあるからという理由で買い物や外食に行ったのに、すっかり忘れてクーポンを出さず
会計を済ませてしまったことはありませんか?
きっと誰しも経験があることでしょう。私だけではないはず。
帰り道を歩きながら思い出した瞬間の虚無感たるや…。

そんなクーポンや商品券などを、事業用の支払いに使用したり、まとめて購入した時は、
計上する金額や勘定科目はどのようになるのでしょうか。

たとえば店舗が配布している10%引クーポンを使って、1,000円の品物を900円で購入すると
いった場合には、値引きと同じ扱いになり、金額差引後の900円で費用計上するのが一般的です。

商品券をまとめて購入しておいて、品物の購入に都度使用するような場合であれば、
商品券購入時に『貯蔵品』などの勘定科目を用いて額面金額を資産計上しておき、
品物を購入する際に、資産科目から費用科目への振替仕訳を行います。
額面金額より安く商品券を購入したのであれば、差額は『雑収入』として計上します。

贈答用の商品券、書籍購入のための図書カードなど、使い道が決まっている商品券は、
購入した時に費用計上してしまっても良いでしょう。
未使用の商品券が残ったら、期末に費用科目から資産科目へ振り替えます。
すぐに使い切ることが多いのであれば、こちらの方が日常の会計処理はシンプルになりますが、
商品券は使用・消費した時点で費用計上するという原則がありますので、未使用分の扱いには
注意しましょう。

決算間際の買い物では特に、会計時に商品券を出し忘れないよう気を付けた方が良さそうですね!

2023.01.17

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