交通系ICカード支払の記帳方法
- 2022.09.21
最近ではキャッシュレス決済が進み、
クレジットカードだけでなく、交通系ICカードやスマホ決済等を利用して、
スムーズに会計を済ませられるようになりました。
今回テーマにした交通系ICカードも、
電車やバスに乗る時だけでなく、コンビニや売店等あらゆる店舗での支払に使用できます。
交通系ICカードは、ご存じの通りチャージ・支払という二段階になります。
この場合の仕訳入力はどのように行うのでしょうか?
チャージした時点で現金が減っているような気がして、
特に交通費の支払メインで使用している場合、
旅費交通費 10,000円/現金 10,000円
としていいような気がしてしまいますが、
手元に残っている金額ですし、
チャージ後交通費以外に使用してしまう可能性もあるため、
下記①~③のような流れで記帳していきましょう。
①1万円を現金でチャージした場合
貯蔵品 10,000円/現金 10,000円
現金は手元から交通系ICカードに移動しただけで無くなっていないので、
貯蔵品として記録します。
②交通系ICカードで500円の文具を買った場合
消耗品費 500円/貯蔵品 500円
先にチャージした際に記録した貯蔵品から支払われた事になります。
③交通系ICカードを改札口でタッチし160円引かれた場合
旅費交通費 160円/貯蔵品 160円
②と同様の仕訳ですが、勘定科目が変わりました。
今回、「貯蔵品」という勘定科目を使用しましたが、
「仮払金」、「預け金」を使用する場合もありますので、
現在の記帳状況に合ったものを選択頂けるとよいかと思います。
現金でチャージした場合、チャージ直後に領収書発行ボタンが出てきますので、
忘れずに押して発行すれば、記録漏れも防げるかと思います。
便利な支払方法は、後々の記帳方法を把握しておくと安心して用いる事ができます。
参考にして頂けましたら幸いです。
2022.09.21