パート・アルバイトの社会保険適用拡大について
- 2022.05.17
2022年10月から年金・医療保険の制度が変わります。
2016年10月から従業員501人以上の勤め先で働くパート・アルバイトの方は
社会保険の加入対象となっていましたが
2022年10月から従業員数101人以上の勤め先が対象になります。
上記を含め以下の項目に該当する方が対象です。
・週の労働時間が20時間以上
・月額賃金が8.8万円以上
・2か月を超える雇用の見込みがある
・学生ではない
メリットは厚生年金に加入することで、基礎年金部分に加えて報酬比例部分が
上乗せされることや、遺族年金に加えて遺族厚生年金が受け取れる等充実した保障が受けられます。
配偶者の扶養範囲でお勤めの場合、これまでは被扶養配偶者の年収が130万円を超えると保険料負担（国民年金・国民健康保険）が新たに発生するものの、保障内容に変化はありませんでした。
2022年10月からは年収106万円（月額8.8万円）を超える等の各種要件を満たした場合に、厚生年金保険（厚年）・健康保険（健保）に加入し保険料負担（厚年・健保）（労使折半）が新たに発生するものの、その分保障も充実します。
保険料は給料から天引きになります。なお、保険料の半分は会社側が負担します。
保険料は年収により変わるため事前におおよその金額が知りたい場合は
厚生労働省の社会保険適用拡大特設サイトに年金額・保険料のシミュレーションの表が載っているので確認すると良いでしょう。
参考資料
https://www.mhlw.go.jp/tekiyoukakudai/dai1hihokensha/
2022.05.17
