卒業式

  • 2021.03.26
  • 執筆者:たつ

先日、息子の小学校卒業式がありました。

若干曇り空ではあったもののさほど寒くもなく、校庭の桜が7~8割ほど咲いている恵まれた天気でした。

6年前、小さな体に体の半分以上にも見える大きさのランドセルを背負い、一緒に校門をくぐり期待と不安でいっぱいの気持ちで入学式の臨みました。

第一子ということもあり、一人で通学できるのだろうか、勉強はついていけるのだろうか、友達はできるのだろうか、給食は食べられるだろうかetc

それはそれはたくさんの心配をしながら登校初日に送り出したことを今でも鮮明に覚えています。

親の心配はよそに社交的な息子はあっという間にたくさんの友達を作り、勉強はそこそこ、徒歩2分の通学時間は何の問題もなく学校生活を満喫し始めました。

1年生の頃からよく遊んでいたたくさんの友達も、半ば親のような気持ちで成長を見守ってきたので卒業式を前に彼ら彼女達の姿を思い浮かべてはすでに感極まっていました。

絶対に泣くという確信をもって式に参列、1時間半ほどの式典の最中一粒も涙が出ずに終わりました・・・

泣かなかったのは私に限ったことではなく、分かる範囲では泣いている保護者はほぼいなかったように思います。

事前に想像しただけで感極まっていたはずなのになぜ泣けなかったのか・・・

  ・国歌斉唱、校歌斉唱などの合唱全てがなくどこかの誰かが歌った録音された歌 を起立して聞く

  ・下級生の参列なし、卒業生から在校生への呼びかけの言葉なし

と時世柄仕方のないことですが簡略化された式であったこと、特に子供たちの合唱がないことが大きかったと思います。

それでも式後に校庭で子供たちが笑顔でふざけあっている姿、写真を撮る姿(女子は様々なポーズをスマホで自撮りしており時代を感じました)

低学年の頃は無邪気に手を振ってくれていた友達に「卒業おめでとう」と声をかけると「ありがとうございます」とはにかんで答える姿に成長を感じると共に6年間楽しく通わせてもらった小学校、先生方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

涙なしという想定外の卒業式になりましたが、子供たちの嬉しそうな笑顔とそれを見守る保護者たちの笑顔に溢れたとても素敵な一日でした。

 

2021.03.26

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