思いがけない事態にどう対応するか
- 2020.11.30
中学に入学して、待望のラグビー部に入部した次男。
ご存じの通りラグビーはコンタクトの多いスポーツ。
公式戦では、ヘッドギア、マウスガード、防護用の肩パッドの着用が義務づけられております。
来月に公式戦が控えているため、先日マウスガードを作りにいきました。
かかりつけの歯科医院がないので、近場で日曜日に診察してくれる歯科医院を検索。
平日・土曜日は部活やらなんやらで帰宅時間が遅いので、日曜日に診察してくれることがなにより重要!
電話でスポーツ用のマウスガードを製作してくれるかを確認し、予約をいれました。
先輩のお母さまから、
「値段は5000円くらいから高いものは20000円。うちは5000円のだけど、全然問題ないよ。」
とお聞きしていたので値段は確認しませんでした。
今思えば、それがまずかった、、、、、
さて、診察当日、予診票に記入し、次男だけ診察室へ。
電話では、
「診察後、先生から説明があって問題なければ製作となります。」
と聞いていたので、そのうち呼ばれるのかなーと待合室で待つこと30分くらい。
次男がもどってきました。
部活を聞かれ、型を取られ、色を聞かれ、以上。
「製品の説明あった?」
と私。
「いいや」
と次男。
この後呼ばれて説明があるのかな?と思っていたら、受付からお声がかかりました。
そして、
「マウスガードですね。学割20%で、35200円です。」
え?????マジですか!全く想定していない価格!
頭が真っ白になりました。
商品の説明を聞いてないことなんて、ぶっ飛んでしまいました。
「え、こんなにお高いのですか?聞いていた額とずいぶん違うのですけど!!」
「あ、そうですか?自費なので、病院によって違うと思います。」
半ばパニックになりながらうろたえる私。
一旦保留にしようと思ったとき、次男のとどめの一言。
「え、買わないの。俺やだよ、また医者に行くの。また型とるのもやだ。」
そうなのです!
製作には2週間くらいかかるので、また次週、別の病院となると、
試合に間に合わなくなる可能性もあるし、そして、次男を説得するのも面倒。
何が何だかよくわからなくなり、結局その場で支払いを済ませてしまいました。
あーあ。
帰り道、悶々としながら、無口になる私。
次男は
「器がちっちぇーなー、払っちゃったんだからもう仕方ないじゃん。」
と無責任極まりない、腹の立つ発言。
そ、そうです、そうなんです、払ってしまったから仕方がないのです!
何に腹がたっているのか、、、考えました。
突き詰めれば、自分自身が冷静になれなかったことに腹が立っているのです。
結果的に購入することになったとしても、きちんと商品の説明をしてもらい、
ある程度納得できれば、こんなに落ち込むことも後悔することもなかったでしょう。
一旦持ち帰っていたら、もう一度次男と話し合うこともできたかもしれません。
振り込め詐欺被害が減らないのも、パニックになり、冷静さを欠くからなのでしょう。
将来詐欺にあわないために、何があっても平常心を忘れないことを
心がけたいと思った出来事でした。
2020.11.30