3分でわかる『合同会社』とは?
- 2018.11.16
2006年に会社法が改正し、会社形態がより自由になりました。
『合同会社』はその際に誕生した、新しい形の会社です。
2017年の新設法人のうち、合同会社は20パーセントを超えています。
これから起業を考えている人は、合同会社と株式会社の違いをきちんと理解し、
自身にとって、よりメリットの大きい会社の形を選ぶようにしましょう。
■合同会社の場合、圧倒的にコストを抑えられます
会社設立の費用だけ見ても、
株式会社…登録免許税15万円・定款認証費5万円、最低でも20万円は必要
合同会社…登録免許税一律6万円・定款認証不要
合同会社の方が、14万円も安くなります。
その他にも、ランニングコストを抑えたり、節税メリットを受けられたりするなど、
様々な面でコストを抑えることができます。
■合同会社の場合、認知度がまだ低く、社会的信用度が低くなる恐れがあります
あなたの始めるビジネスモデルが対会社(B to B)の場合、
相手からどうしても厳しめにみられがちです。
日本では、会社の信用力≒創業年数という考えがまだまだ根強く、
比較的新しい形の合同会社は、信用度が低くなってしまうからです。
■合同会社は利益配分を自由に決められます
株式会社は、事業で出た利益を出資した人の出資金額(割合)に応じて、
配分することが原則です。
しかしながら、合同会社は、出資金額に関係なく、利益を配分することができます。
例えば、出資はしていないものの、利益の大半を生んだのはXさんという場合、(Xさんが特殊な技術を持っている場合など)Xさんに利益を多く配分することができるのです。
■合同会社は上場できません
株式会社は上場して更なる拡大を目指すことが出来ますが、合同会社は上場できません。
将来の上場を考えているのであれば株式会社を選んでおいた方がいいでしょう。
会社を立ち上げたい、でもお金はあまりかけられないという方は、
まずは合同会社を立ち上げてから、株式会社に移行することも可能です。
2018.11.16