ビジネス上のリスク、どこまで考えていますか？
- 2018.10.11
ビジネスを進めていく中には、様々なリスクが潜んでいます。
起業するということはある程度のリスクは覚悟の上かと思いますが、
リスクをとり過ぎてしまったために、いざ問題が起こった時、
解決できるだけの体力が残っておらず、
事業が立ち行かなくなってしまうケースもあります。
では、ビジネスどういったリスクがあるのでしょうか？
1番わかりやすい例では、飲食店での風評被害や食中毒被害などです。
（食べログなどに代表される、口コミサイトへの悪質な書き込みなども含まれます。）
食中毒などは、従業員への手洗いの徹底や、店舗・設備の衛生管理などで、
ある程度対策を立てることができますが、
第3者によるネットへの口コミなどは、防止するにも限界があります。
ネットによる風評被害をカバーしている保険にあらかじめ入ることも１つの方法ですし、
どのような種類の被害が発生しているか、日ごろからアンテナを張っておくことや
万一被害に遭ってしまった場合に、スピーディーに解決できるように
専門機関を調べておくことなど、ご自身で対策を練っておきましょう。
『人』に関する部分、
いわゆる労務の分野には業種・規模を問わず、リスクがあります。
人を雇う以上、相手は『人』ですから、
自分とは違う『気持ち』を持っていますし、『働く理由』も全く違います。
せっかく雇ったのに、すぐに辞めてしまうリスクもありますし、
労働条件で揉めてしまい、最終的に労基に駆け込まれるなんてこともあり得ます。
まずは従業員が辞めないような魅力溢れる会社を創ることが大前提なのですが、
事前に社会保険労務士などに相談した上で、
コンプライアンスを遵守した雇用契約書を締結したり、就業規則を整備したりするなど、
経営者として出来る限りのことはやっておきたいですね。
その他、意外と忘れがちなものに、経営者の健康リスクがあります。
創業期、ほとんどの経営者の方が、寝る間も惜しんで、働いていらっしゃいます。
『休日らしい休日なんて、この半年、全くないよ』というお話もよく耳にします。
しかし、よく考えてみてください。
もし経営者であるあなたが、病気になってしまい、仕事ができなくなってしまったら、
全てがストップしてしまいます。
それこそ、会社にとって1番のリスクです。
定期的に健康診断を受けることはもちろん、日ごろから節制を心がけるようにしましょう。
（仕事上、断るに断れないお誘い・会合などがあることは重々承知しております・・・）
ビジネス上起こりうるあらゆるリスクに対して、1番効果的なものが保険です。
起業する際は『攻め』も大事ですが、同じくらい『守り』も重要です。
現在、様々な保険会社が、会社経営をサポートする形の保険を準備していますので、
時間がある時に検討してみてください。
リスクに対する適切な備えをしている会社は、
『何かあっても借入金を返済してくれる会社』ということで、
金融機関からも高く評価してもらえます。
事業計画書を作成する際は、そういった点も意識しながら進めていきましょう。
2018.10.11
