本当は怖い?!無借金経営の実態
- 2018.09.13
できるだけ借入をしたくないと考える経営者の方がいらっしゃいます。
まだまだ『借金=悪』というイメージは強く、
中には借入残高を頑張って減らそうとしている人もいるほどです。
そもそも、借入があることは本当にマイナスなのでしょうか?
確かに借入がない場合
・利息を支払わなくていい
・返済を気にしなくていい
・借金がない=他者から信頼される
このようなメリットがあります。
しかし、これ以上に、大きなリスクを持ち合わせていることをぜひ知っておいてください。
今回は、無借金経営のリスクについてお伝えしていきます。
リスク① 借金がない=借金ができない会社?
金融機関からの借入には、厳しい審査があります。
借入があるということは、裏返してみれば、
返済できるだけの体力があると金融機関が判断した会社ということです。
借金がないことも信頼を生む要素になりますが、
借金があることも、実は信頼を生む要素の1つなのです。
リスク② 金融機関からのスピーディな借入が難しくなる
借入がないということは、返済の実績がないことを意味します。
つまり、金融機関は、あなたの会社が返済をしてくれる会社なのか判断できないのです。
・過去(もしくは現在)きちんと返済をしてくれた(してくれている)会社
・全く取引のない会社
どちらの方が信頼できますか?
一般的に、金融機関からの融資で最もハードルが高いのは初回の融資です。
いざという時にスピーディに資金調達できるようにしておくためにも、
借入はあったほうがいいといえます。
リスク③ 経営上の選択肢を減らしてしまう
新しく人を雇うにも、設備投資するにも、資金が必要です。
借入の分キャッシュが増えると、その分、経営上の選択肢も広がります。
逆に、借入をせずに、手元の資金だけで経営する場合は、
とれる選択肢は限られてしまいます。
キャッシュが足りないというそれだけの理由で、間違った判断をしてしまうと、
結果的に、本来生まれるはずであった利益を失うことにも繋がります。
いかがでしょうか?
借入がないことには、実は大きなリスクが潜んでいます。
会社経営をしていく中で、日々様々な選択をしなければなりませんが、
できるだけ、幅広い選択肢の中から最適なものを選べるようにしておきたいですね!
2018.09.13