夏になるとしばしば、雹(ひょう)が降ったというニュースを目にしたり、
降雹に遭遇したりすることがあります。

雹とは、積乱雲、いわゆる「入道雲」から降る球状や塊状の氷の粒のことです。
積乱雲による雷雨が発生しやすいのが夏であるため、雹も夏が多いようです。
日本では8月前後よりも5~6月頃の初夏の時期に雹が多くなる傾向があり、
また日本海側では季節風の影響で、冬季にも積乱雲が発生し、雹が降ることがあるそうです。

雹と同じく氷の粒が降ってくる現象としては霰(あられ)がありますが、
これらの違いは氷の粒の大きさです。
直径5ミリ以上の氷粒だと雹、5ミリ未満だと霰に区分されます。

ちなみに雹は夏の季語、霰は冬の季語なのですが、
「春の雹」「春の霰」という季語も別にあり、それらは春の季語になるのだとか。
季節外れな天候までも季節を表す言葉として定められているなんて面白いですね。
英語では雹も霰もどちらも「hail」で区別がないようなので、はっきりとした季節差と、季節を楽しむ文化のある日本だからこそ細かく分けられているのかもしれません。

2023.08.09

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