確定申告とは
2017.01.13
毎年1月1日から12月31日までに得たすべての所得の金額を計算して、
それに対する所得税を計算します。
【確定申告の流れ】
①申告用紙を入手
②申告に必要な書類の確認
③申告書の作成
④提出
⑤所得税の納付還付
●確定申告が必要な人とは
確定申告が必要な人は、給与所得者とそれ以外の所得者に分かれます。
□会社に所属する給与所得者の場合
会社に所属している給与所得者でも、給与総額が多い方や
その他の条件が当てはまる場合は確定申告が必要になります。
・給与収入が2,000万円を超える人
・給与所得以外に副収入があり、その所得だけで20万円を超える人
・2か所以上の会社から一定額の給与を得ている人
・同族会社の役員やその親族で、会社から支払われる地代、
貸付金の利子等による所得が発生する人
・個人事業主の使用人などで源泉徴収が行われていない人
・「退職所得の受給に関する申告書」を提出せずに退職金を受け取り、
税率20%の源泉徴収された人で、源泉徴収税額が正規の税額よりも少ない人
・被災者において、災害減免法により源泉徴収税額の徴収猶予や税金の還付を受けた人
□給与所得の有無が関係ない場合
下記に該当する方で、所得の基礎控除額が38万円を超える場合は確定申告が必要になります。
・個人事業主の事業所得やアパート経営などの不動産所得がある人
・年金等の収入がある人
・不動産やゴルフ会員権などの譲渡売買をして、所得が発生した人
●確定申告をしたほうがいい人
・高額な医療費を支払って医療費控除が必要な人
・年の途中で会社を辞めたため、年末調整を受けていない人
・寄付をした人
・家を購入して住宅ローン控除を受ける人(初年度のみ) など
上記に該当する方は確定申告をすれば、年末調整をした場合でも、
さらに税金が安くなる(還付される)可能性があります。
2017年(平成29年)の確定申告期間は、2017年2月16日(木)~3月15日(水)です。
混雑を避けるために早めに準備をして申告をしましょう。
2017.01.13