人事業主が節税するポイント
2016.01.27
個人事業主が事業を行っていると確定申告を行いますが、その時に節税したいな!と思うことが
あると思いますが、簡単で効果のある節税をご紹介します。
個人事業主の税金とは、所得税、個人住民税、個人事業税、消費税、印紙税です。
この中で一番重要なのは所得税です。そこで、所得税の節税についてご紹介します。
*白色申告から青色申告で節税
白色申告から青色申告に変更するだけで、課税所得から最大10万円の控除がうけられます。
さらに、複式簿記での記帳で確定申告時に貸借対照表と損益計算書を税務署に提出すれば、
最大65万円の控除が受けられます。
*家族を専従者として雇う
専従者(青色事業専従者)を雇うことができ、その給与を経費にすることができます。
事前に税務署へ提出した届出書の金額の範囲内で専従者の労務の適正な金額であれば、必要経費
に算入できます。
*純損失の繰越控除と繰戻控除を適用して節税
個人事業主で青色申告している場合、「純損失」(利益が赤字)を確定申告することにより、
翌年以降の3年間に出る黒字金額から差し引くことができます。
*引当金を計上して節税
まだ未回収の売掛金で、貸倒になりそうな金額について、当期決算でその貸倒引当金を費用計上
できるため、貸倒引当金を設定した最初の年度は、事業所得の金額を少なく申告することができます。
この機会に青色申告へ変更しましょう。
変更方法は、「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出します。
青色申告承認申請書は、青色申告をしようとする年の3月15日までに提出する必要があります。
また、その年の1月16日以降に新規開業をした人は、開業日から2ヶ月以内に申請書を提出する
必要があります。
2016.01.27